【お金と心の密接な関係 9】

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父の葬儀にはビックリするくらい
沢山の人が来てくれました

いつまでお経をあげたら
お焼香が終わるんだと、お坊さんに言われるくらい

いつまでたっても、人が切れることなくやって来て

あまりの人の多さに葬儀場の方も

「こんなに沢山の人がお別れに来る
葬儀は今まで初めてです」

そう言われていました

最後はお酒に溺れ
どうしようもない父でしたが

破天荒だけれど情に厚く
面倒見がいい
困っている人を放っておけない

そんな一面も持っている父でした

中華料理屋を営んでいる時も
お金がなく食べる事に困っている
素性もわからないような人を連れて来ては
店で食事を食べさせていたと母から聞きました

何人もの友人の保証人になっては
裏切られ、借金を抱えたのに

それでも頼まれると

困っているんだから助けてやらなきゃ
どうするんだ!

保証人になることを
反対する母のいう事も聞かず
そう母を怒鳴り保証人になっていました

私の友達などが遊びに来ても
「お腹空いてないか?」必ずそう聞いてくれ

何か料理を作ってくれる

自分の作った料理を
美味しそうに食べているのを
見るのが好きだった父

セントバーナード犬を飼っていた我家

台風の日の夜中
物音に目を覚まして下におりたら

リビングで雨に濡れた犬と父が
寄り添って寝ていた事もありました

こんな台風で可哀想だからと雨風の中 
外に出て犬小屋から連れて来て

恐がって可哀想だからと
リビングで一緒に寝ていた父

私に車の運転をさせておいて
赤信号でとまると

「馬鹿だな!オマエは!
信号なんてのは 1つの目安なんだよ
こんな夜中で車が来ていないんだから走れ!」

ハチャメチャな事をいつも言っていた

「人生なんてな、全部ハッタリなんだよ」
そう言って豪快に笑っていた父

付き合っていた彼(旦那さん)が
結婚させてくださいと挨拶に来た日

その夜は布団をかぶって
一晩中泣いていて

次の日から1週間帰って来なくなり

結納の日も
家出して帰って来なかった

結婚式当日もいなくなり
結局 上野動物園に行っていたのですが

やっと現れた父は腫れぼったい目で
ぐでんぐでんに酔っていて

私はそんなに父が悲しむなら
いっその事
結婚なんかやめてしまおうかと
本気で考えたほどでした

そんな大好きだった父

でも

お金の事で苦しんで
お酒に溺れ
身体をこわし、自分を見失い

そんな父が嫌いになり
いなくなればいいと思っていた私

そんな大好きで大っ嫌いだった父は
亡くなった

父を苦しめてきたお金って
私達を苦しめてきたお金って

一体なんなんだろう・・・

お金

お金と心

「お金と心の密接な関係」


 

つづく


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