【お金の工面と心労 4】

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母と同じような人生は歩みたくない
そうずっと思っていました

苦労ばかりして
オシャレの1つも出来なくて
4人の子育てに追われ
お金に追われ
ヤンチャな旦那に振りまわされる

だから高校生になった私は
バイトに明け暮れ就職してからも

お金を稼ぐ
お金を貯める

お金に執着していました

母が45歳前後の時だったと思うのですが

突然
脳血栓で倒れました

今でもハッキリ覚えています

お金の工面が出来ない時に

今から思うと
サラ金だったのではないかと思うのですが

どこかの会社に電話をかけて会う約束をし
近くの駅で待ち合わせをする

私か弟が車に母を乗せ
待ち合わせの駅まで行き

その駅で調子の良さそうなスーツを着た男が
車の後ろ座席に座り込み

母と何やら小声でやりとりをする

その時わたしは車から
出ているように言われていたのか?

後ろ座席の2人のやりとりが
私に聞こえないように話していたからなのか?

それとも見たくない
聞きたくない
その現実を封じているのか?

何をやっていたのか
ハッキリ覚えていないのですが

書類を書いたり
お金を受け取っていたような・・・

母が脳血栓で倒れたときは
弟が母を車に乗せ駅まで行って 

いつものように
その男と用事を済ませ帰ろうとしたときに

急に後ろ座席にいた母が

「ろれつがまわらなく・・しゃべれな・・・」

そう言って母は
意識を失ったと弟から聞きました

病院に行き
医者に診てもらった時には

かなり悪い状態で医者からは

「今夜がやまかもしれないので
会わせたい親戚などがいたら
会わせてあげてください」

そう言われました

まさか・・

あの元気な母がこんな最悪な状態になるなんて
想像した事もなかったので

私達きょうだいは
ショックをうけ、ただ泣いていました

絶対に母を死なせてはいけない

結婚してから苦労して苦労して

自由な時間もなく
自由に使えるお金もなく

友達のお母さん達みたいにオシャレをしたり

お母さん同士で、お付き合いをする時間もなく

いつも子育てと父の会社の仕事
社員の為に洗濯、掃除に食事を作り

車も自転車も乗れない母は
都内などにある会社へは
1人で歩き電車に乗り集金などもし

自分の時間などなく働き続けていました

そんな母が今
もし亡くなってしまったら、あまりにも気の毒すぎる

医師に今夜がやまだと思う
そう言われた夜

親戚などが駆けつけて来てくれました

悲しくって寂しくって辛くて

祈ることしか出来ない
長い長い夜でした

 

つづく


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