【次から次へと続く不運 10】

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いなくなってしまえばいい

そう思っていた父が
この世からいなくなり

望んでいたのに

この世の中から
父がいなくなったことが悲しくて

その悲しさと寂しさで
押しつぶされそうになったり

父がこの世を去ってからも私は
そんな父への思いに苦しみました

父が亡くなって

弟(長男)が社長になり
弟(次男)が専務になり
妹と母は事務仕事

そして私は指名参加などの営業として

父亡き会社はスタートしました

私は結婚前から
結婚する相手は絶対に職人さんは嫌だと

自分の両親の苦労を見て育ったので
そう強く思っていたのに

結局 
自分の選んだ旦那さんは職人

そして彼は30歳で独立をしました

自営業の奥さん

結婚する前には望んでいなかった

母と同じ

自営業の奥さんに私はなりました

独立して 
しばらくは軌道に乗っていたものの

そのうち
家にお金を入れられない月が増えていき

仕事をしたぶんは
ちゃんと集金してほしいと言っても

決まり文句は
「仕方ないだろう、相手だって大変なんだよ・・」

人のいい旦那は
社長業をやるには欲がなさすぎて
強く言う事も出来ず

結局
シワ寄せは我家に・・

住宅ローンも払えなくなり
私は昼夜と働く生活になっていきました

昼は実家の仕事
夜はコンパニオン

コンパニオンの仕事がない時には
葬儀の仕事、結婚式場の仕事
臨時でスナックにも行きました

水商売の仕事の時には

夕方実家の仕事が終わると
急いで自宅に戻り

旦那と娘達の
夕飯の支度をして出かけて行く

近所の人やママ友にバレないよう
紙袋にスーツと化粧品
パンプスを入れいつもと変わりない姿で
コッソリと家を出る

仕事先の駅のトイレで
化粧をしてスーツに着替え
パンプスに履き替える

夜遅くまで
お酒を飲みながらの仕事

家に帰るのは寝静まった頃

駅でスーツを脱ぎ化粧をサッと落とし
普段着に着替えコッソリと自宅に戻る

ママ友同士で
ランチやお茶に誘われても
お茶やランチを食べるお金すらない

仕事だから
忙しいからと言い訳をして断る

そんなたかがしれたお金さえなく
ママ友の付き合いも出来ない

父が生きていた時には
父とお金の事で悩み

父が亡くなってからは
旦那とお金の事で悩む

結局

私は離婚を決意し
結婚生活数十年にピリオドをうちました

亡くなっても
離婚しても

結局 

お金の問題は相手ではなく
自分にあることに気づかない私は
お金の問題を解決出来ないままなのに・・・

その年は
お正月があけて早々に

娘(次女)が第一希望の高校に落ちてしまい
親子共々ショックを受け

その後
卒業式ギリギリまで高校が決まらなかったり

その5か月後に離婚をし

お金が全くなかった私は
知り合いにお金を借り

引っ越し費用もなく大きなビニール袋に
娘と私の最低限必要な物を入れ
それを数回に分けて運び
住み慣れた家を出ました

テレビなどはリサイクルショップで
数千円で買ったもの

今の時代こんなテレビがあるんだ?
そんな昭和なテレビ

実は数年前までそのテレビでした(汗

タンスも食器棚もリサイクルショップで
数千円で買ったもの

最低限の物だけ揃えて
ひっそりと3人での生活を始めました

私立高校に入学したばかりの次女と
短大に入学したばかりの長女

実家から
もらうお給料は数十万円

家賃と光熱費を払ったら
生活費もないくらいの給料だったので

夜も働かないと生活が出来ないどころか
2人の娘の学費もありませんでした

離婚は結婚の
数倍のエネルギーが必要で

身体は大丈夫か?生活は大丈夫なのかと
母が私を気づかってくれましたが

悪い事が続くときは続くので

私の離婚から
2か月後に社長である私の弟が
くも膜下出血で倒れました

意識が戻らず危険な状態のままの弟

集中治療室での
緊迫した毎日を過ごすことになったのです

 

つづく


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